津山市立 しとり保育所

本園の特色

 保育理念

すべてのこどもが、健康な心と身体を育み、
豊かな情操と賢さを身につけ、命と自然を尊び、
自信をもって他者との信頼のなかに生きることをめざす。

 保育方針

心豊かで生き生きとしたこどもを育てる

 保育目標

○ 自分のことは自分でできるこども

○ よく遊び友達となかよくできるこども

○ 自分の思いが言え、人の話が聞けるこども

○ 感動し、考え、工夫するこども

 

遠足

 法人からのメッセージ

江原恵明会では、英国の詩人であるワーズワースのような「虹」をみつめる気持ちを大切に、保育目標につながるこどもたち一人ひとりの可能性の「芽」を育てていきたいと考えています。

  私の心は躍る、大空に

   虹がかかるのを見たときに。

  幼い頃もそうだった。

  大人になった今もそうなのだ、

  年老いたときでもそうでありたい。

   でなければ、生きている意味はない!

  こどもは大人の父親なのだ。

  願わくば、私のこれからの一日一日が、

  自然への畏敬の念によって貫かれんことを!

  -ウィリアム・ワーズワース『虹』 (平井正穂訳)-

 

虹

 重点保育目標

・豊かな自然とふれあい、感動する心や感性を養う

・戸外で全身を動かして友達と一緒にしっかり遊ぶ

・栽培・クッキングなどの活動を通して食に関心を持ち、食べることを楽しむ

 

農作業

 倭文保育所運営規程

倭文保育所の「運営規程」を掲載しましたので、ご覧いただけます。

 第三者評価結果

令和5年「岡山県福祉サービス第三者評価」を受審し、大変よい評価結果をいただきました。
※より詳しい評価結果は、 「結果報告書」からご覧いただけます。
【特に評価の高い点】

<評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織>

・法人としての基本理念、基本方針はもちろんのこと、受審施設として独自の保育理念、保育方針、保育目標が設定されています。これらは、職員が普段休憩する事務室に掲げられるとともに施設長が中心に職員会議やその他の場面で周知を図っています。

・一方、保護者に対してはパンフレットに「わたしたちのメッセージ」や「保育方針」、ならびに「法人のメッセージ」として平易な表現で掲げられるとともに、保護者会総会で周知を図っています。

<評価対象Ⅱ 組織の運営管理>

・2018年度から施設長が主導で実施されているリズムジャンプ指導プログラムはその後広く定着しており、施設長中心に、複数の職員が実施するようになっています。

・一方、毎週2回開催される英会話(教育機関で経験のある外国人講師を招聘)も定着しており、受講する子どもたちの楽しさが笑顔を通じて感じる事が出来ました。

・また、特別配慮が必要な子どもへの療育指導に位置づけられるタケヤリ教室も定期的に開かれ、子どもにとっての最善の保育は何かを考え行動されています。

・加えて、地域の福祉ニーズに根づいた社会資源の開発と活用が行われています。事業所の近辺で開催される文化祭等のイベントに参加したり、保育・教育に係る運営委員会に積極的に参加しています。

・また、地域ふれあい事業として老人会の方を受審施設に招いたりしています。

<評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施>

・標準的な保育の実施方法が確立されています。指導計画は保育ネットワークサービス「CoDMON」を利用した情報管理が行われています。変更の少ない「保育の内容に関する全体的な計画」や「保育年間計画」と月案は前年度分を活用して更新を行い、連絡帳や週案など変更が多い文書については手書きにするなど、デジタルとアナログの区別が行われています。

・保護者からの意見は適切に対応がされ、文書化も行われています。

・危機管理についても、保護者も参加して防災訓練を行ったり、事業所独自でヒヤリハットマップを作成するなど、防災や事故防止策が適切に実施されています。

<評価対象A 福祉サービス内容評価基準>

・自然に囲まれた静かな環境の中で、一人ひとりの子どもの成長に配慮しながら、食や健康、安全、家庭、地域など、様々な要素を総合的に踏まえ保育実践が行われています。

・子どもたちに愛情を注ぐと同時に保護者との信頼関係も大切にしながら、冷静に様々な配慮を要する状況に向き合い、適切な保育がなされています。

・施設内外やwebの研修、あるいは職員同士で学び合う機会を持ち、保育の質を向上させる取組がしっかりとなされています。

【改善が求められる点】

<評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織>

・法人全体として中・長期計画が作成され、公用車を含めた設備に関すること、人材確保に関すること(資格手当などの処遇、紹介制度)などが明文化されています。但し、受審施設独自の計画策定はされておらず、5年後を見据えたビジョンの早急な策定が求められます。

・また、法人本部のホームページにある情報公開のページでは、掲載されていません。

<評価対象Ⅱ 組織の運営管理>

・職員のヒアリングや自己評価結果からも業務をこなすことに精一杯であり現時点で休暇を取得しにくい環境であることが伺えます。今一度各自の業務量と各自の業務の効率性を再評価し、できる限り効率的に業務が遂行でき、働きやすい職場となるよう「目標管理制度」と法人本部の人事考課、各自の自己評価結果の三位一体となった評価制度の構築も一案として検討され、今以上に頑張った職員が報われる仕組み作りを法人本部とともに検討されることを望みます。

・また、今後益々ICTの活用は進むことが予想されます。ラインワークスについては法人からの使用マニュアルは配布されていますが、これを機にICT関連のマニュアルの整備、更新を進めて行かれることを望みます。

・また、受審施設全体で地域参画を行っていることをきっかけとして、今後は施設長自らが地域の施設で保育に関する講演会を行うなど、より専門的視座から地域に住む子どもや保護者のさらなるニーズ掘り起こしに向けた取り組みを期待します。

<評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施>

・指導計画や保護者対応など前回の評価から大きな改善が見られます。一方で、情報通信技術における子どものプライバシー保護に関しては文書が確認できませんでした。職員へのヒアリングからも一部プライバシー保護について理解の必要性が感じられないことから、ICTに関わるプライバシー保護規程の作成と職員への周知徹底が望まれます。

・また、苦情解決に関する公表が法人のホームページにて行われていますが、保護者への周知までは至っていません。今後、保護者会などで法人ホームページにて公表が行われている旨を伝えてみてはいかがでしょうか。

<評価対象A 福祉サービス内容評価基準>

・前回の評価後、職員会議の効率化を図り、時間の短縮を実現された実績をふまえ、今後も継続した業務の効率化や簡略化が図られることを期待します。

・施設長をはじめ、受審施設の職員の方々が、一日一日を子どもたち一人ひとりに心を配り、真摯に向き合われていることが伝わってきました。同時に、職員の皆さんの取組が疲弊を生んでしまうことのないよう、省力化できる業務や書類があれば、積極的に簡略などされ、施設長を含め職員の方々が少しゆとりを持てるようになる取組を期待します。